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2005年11月の宙(そら)

このコンテンツで使われている星図は天文シミュレーションソフトウェアステラナビゲータVer.7[asciisolutions.com]を用いて作成しています。また、星や星座の名称を後からペイントソフトで付け加えるなど、見やすいように若干の加工を施している場合があります。(むしろ無加工の場合の方が少ないです。)

2005年11月の新月2日・満月16日

記号の意味はこちら

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上図は11月15日19時00分・東京の星空です。1日では20時00分に同じような星空を見ることができます。31日では18時00分頃の星空に相当します。(惑星の位置は若干変わります。)

天高く馬肥ゆる秋、星空を見上げるとペガスス座が空高く昇り、大きな体を広げています。
ペガススはギリシャ神話に登場する、翼を持ち空を飛ぶことのできる馬です。
そういえば、この秋話題となった21年ぶりの無敗三冠馬ディープインパクトも「空を飛んでいるような走り」と報道されていました。
どうやら空飛ぶ馬への憧れは古今東西変わらないようです。

今度は空の低いところに目を移してみましょう。
西の空には宵の明星・金星が輝いています。上図では地平線近くに沈みかけているように見えますが、夕暮れ時にはもっと見やすい高さで輝いています。4日には見かけ上太陽から最も離れて見えるピーク(東方最大離角)を迎え、金星観望には絶好のチャンスです。
また、去る10月30日に大接近した火星は7日に衝(太陽の反対側に見える)を迎え、晩秋の夜空を明るく彩っています。日没後比較的早い時間帯に東の空高く昇ってくるため深夜まで待たなくても見られるでしょう。

参考資料

(2005 October 31)


☆凡例
同じ記号でも内惑星と外惑星とでは基準が異なります。
<火星、木星、土星(外惑星)の場合>
◎…(日常生活の時間帯を考慮して)21時に高度が50°以上ある。気軽に見ることができる。
○…21時に高度が30°以上ある。
□■…○の条件は満たさないが、天文薄明(太陽高度-18°まで・太陽からの光が完全になくなり、6等星が夜空で見分けられる)が終了後/開始前の間(要は空が充分に暗い時間帯)に高度が30°以上ある。日没後に見える場合は□、日出前なら■。
△▲…天文薄明終了後/開始前の間に高度が10°以上ある。見通しの良い場所ならば見えるかも。日没後に見える場合は△、日出前なら▲。
×…天文薄明終了後/開始前の間に高度が10°未満。見かけ上太陽の近くにあるため見えづらい、あるいは全く見えない。

<水星、金星(内惑星)の場合>
○●…日没/日の出時に高度が15°以上。内惑星としては好条件。日没後に見える場合は○、日の出前なら●。
□■…日没/日の出時に高度が10°以上15°未満。周りに高い建物がなければ観望が可能。日没後に見える場合は□、日の出前なら■。
△▲…日没後/日の出前の空低く見える。日没/日の出時に高度が5°以上10°未満。観望条件は良くない。日没後に見える場合は△、日出前なら▲。
×…日没、日出時に高度が5°に満たない。

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