このコンテンツで使われている星図は天文シミュレーションソフトウェアステラナビゲータVer.7[asciisolutions.com]を用いて作成しています。また、星や星座の名称を後からペイントソフトで付け加えるなど、見やすいように若干の加工を施している場合があります。(むしろ無加工の場合の方が少ないです。)
上図は12月15日19時・東京の星空です。
21日の冬至を控え、すっかり日も短くなりました。太陽は16時30分頃に沈み、長い夜を星々が彩ります。
早い時間であれば、西の空にまだ夏の大三角が残っているのを見ることができます。
一方、秋の星座であるみなみのうお座のフォーマルハウトは早くも南西の空に傾きかけています。夏の大三角と比べるとかなり出番が少なく寂しい気もします。
南天の星であるフォーマルハウトは、北半球の高緯度地方に行くとさらに見えにくくなります。しかし、その見えにくさゆえに希少価値が高く、かえって人気を集めるそうです。
東の空に目を向けると、冬の星座の中でも早く昇ってくるぎょしゃ座やおうし座が高度を上げて見やすくなっています。ぎょしゃ座の一等星カペラとおうし座の一等星アルデバランは都市部でも見ることができます。
地平線近くにはオリオン座やふたご座が昇っています。
ふたご座のカストルとポルックスには土星が仲間入りしています。もう少し遅い時間になれば3つの明るい星が仲良く並んだ姿を見ることができます。
また、14日頃には三大流星群の一つ、ふたご座流星群がピークを迎えます。放射点は双子のカストル(上の図ではポルックスの"ポ"の字と重なっている青白い星です)の頭の辺りにあり、宵の早いうちから昇ってくるためほぼ一晩中観測することができます。
(2004 November 30)
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