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2004年11月の宙(そら)

このコンテンツで使われている星図は天文シミュレーションソフトウェアステラナビゲータVer.7[asciisolutions.com]を用いて作成しています。また、星や星座の名称を後からペイントソフトで付け加えるなど、見やすいように若干の加工を施している場合があります。

今月の新月12日・満月27日

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上図は11月15日19時・東京の星空です。
朝晩の冷え込みも次第に厳しくなり地上では冬の訪れを感じるこの時期ですが、夜空はちょうど季節の変わり目。西の空には夏の星座として有名なこと座、わし座、はくちょう座を見ることができる一方で、東の空には早くもぎょしゃ座、おうし座といった冬の星座が昇ってきます。
真南には秋の星座では唯一の一等星、みなみのうお座のフォーマルハウトが輝きます。
夜の明るい市街地では難しいかもしれませんが、少し空の澄んだ地域では、天頂付近を駆け抜けるペガサスやアンドロメダ、カシオペア、ケフェウス、ペルセウスなどといった、化けクジラ退治をめぐるギリシャ神話の登場人物達の姿を見ることができます。
有名なアンドロメダ銀河も今が観望好期です。双眼鏡などを使うと見やすいでしょう。

さらに、17日には有名なしし座流星群のピーク(極大期)を迎えます。
今年の出現数はそれほど多くないと予想されていますが、月が無く空が暗いために好条件での観測ができるでしょう。
放射点はしし座にありますが、流星は空の四方八方に飛ぶため他の方角にも見ることができます。また、放射点から遠いほど流星の尾が長く見えます。
下の図は、17日午前3時・東京の星空です。
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(2004 October 31)


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