トッププラネタリウムガイドサンシャインスターライトドーム”満天”
>2004年3月


2004年3月20日。
サンシャインスターライトドーム”満天”のオープニングを飾ったのは、NHK朝の連続テレビ小説「まんてん」のヒロイン・宮地真緒のナレーションで星についての思い出を綴ったプラネタリウム番組「満天星に抱かれて」だった。
都会の夜空に星を見つけた宮地が、少女時代を過ごした淡路島の美しい夕暮れの風景や母親に背負われて見た満天の星空、友達との語らい、花火大会での淡い恋心などを回想するという内容だ。
全編宮地の視点で進行するため、感情移入できるかどうか意見が分かれそうだったが、「まんてん」と「満天」を掛けた企画としてはまあまあ無難なところだろう。

番組内容だけでなく、新しくなった投影機も大きなセールスポイントになっていた。
私が観た回には番組冒頭にCGが映らず投影が一時中断されるトラブルがあったが、復旧までの間に係員による投影機についての話を聞くことができた。投影機の恒星原板を入れ換えて40万個の星を投影できることや、双眼鏡を持参して天の川を見ると良いということが紹介された。

従来のプラネタリウムで投影されていた恒星は肉眼で見ることのできる6等星までが目安で数は多くて1万個程度、恒星とは別の投影機を使って天の川を淡い光の帯として表現するのが一般的だった。しかし、本来は地球を取り巻く銀河系の星の集団である天の川を本物に忠実に再現するには双眼鏡などを使わなければ見えないような暗い無数の星々を映すことが必要になる。
天の川を星の集団として表現したことで話題になった投影機としてはメガスター[megastar-net.com]があるが、似たようなコンセプトがメーカー製のプラネタリウム投影機でも採用されたことは非常に興味深い。

ちなみに、メガスターが星空全体を忠実に再現する傾向があるのに対して、サンシャインでは40万の星の大半は天の川を表現するのに使われ、星空のその他の部分は従来の投影機が映し出すものに近く、星座の形がわかりやすい。
両者を見比べてみるのも面白いだろう。

CGの美しさがサンシャインプラネタリウム時代より大幅に向上しているのも嬉しいところ。
今回は大変な混雑で入場できなかったが、ストーリー性を重視したプラネタリウムの投影だけでなく、CGを中心にしたオールスカイCGプログラムも用意されているので、また日を改めて紹介したい。

(本文中敬称略)

(2004 November 3)

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