2004年3月メガスターII公開
川崎市青少年科学館で2004年3月の土曜日、日曜日、祝日にメガスターII一号機・フェニックスが公開された。(平日は従来の投影機による投影が行われた。)
初日はさほど混んでいなかったが、最終日が迫るにつれて入口の前の行列は次第に長くなっていた。
今回観た投影は三種類。
ネタバレになってしまうので、あまり詳細に語れないのが残念。
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「生田の森から宇宙へ」
その名の通り、お花見スポットとして人気の桜が咲き誇る生田緑地は枡形山から始まる番組。
ドーム周囲には満開の桜と沈む太陽が映し出され、辺りが暗くなると桜と入れ違いに満天の星空がドーム内を彩る。
科学館解説員の生解説による星空散歩はどこか懐かしさや安心感を感じさせられる、どちらかというと昔ながらのプラネタリウムの王道を行くタイプの番組と言えるだろう。
この季節ならではの演出で、投影後に枡形山の桜を見てみたくなった。
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「遠くを見たい」
「一緒に行った人と恋に落ちるので注意」というキャッチフレーズの番組。
作家・寮美千子さんの詩と星空のコラボレーション、写真も科学館に元々あるスライドを上手く組み合わせていて美しい。
平和への祈りにメッセージ性の強さを感じた。
終盤の赤ん坊の声が希望と再生を暗示していて良い。
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「メガスター誕生物語」
夢を持ち続けること、夢を叶えることの素晴らしさを改めて教えてくれる番組。
中央の投影機から切り替わったメガスターの星空がどんな言葉よりも力強く語りかけてくるのを感じた。
ぜひ日本中、いや、世界中の子どもに見せたいと感じた。
(2004 September 25)
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