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川崎市青少年科学館

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多摩区民祭で賑わう川崎市青少年科学館(2004/03/13撮影)

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施設紹介

川崎市青少年科学館は、緑豊かな生田緑地の中にあるのどかな雰囲気の施設だ。
向ヶ丘遊園駅からはほぼ一直線、生田緑地の入口を入ってしばらく歩くと左手の木立の中に水色のドームが見えてくる。中に入ると、直径16メートルの丸天井の周囲に貼られた影絵、投影機を囲んで同心円状に並んだ椅子の配置からどことなくレトロな印象を受ける。

この館には GMII−16−T型(五藤光学)とメガスターII一号機"Phoenix"という二つの投影機があり、投影の途中で使用する投影機を切り替える。メガスターが投影される時間はさほど長くないためファンには少々物足りない部分があるかもしれないが、入口で双眼鏡を借りてメガスターが映し出す本物さながらの天の川や星団などを眺めたり、メガスターと従来機の星空を見比べたりといった他の館ではあまり体験できない面白さがある。
(※ メガスターについての詳細はこちら。)

番組は毎月話題の変わる生解説番組で、観客の心に語りかけてくるような語り口が魅力。同じ内容の投影でも、それぞれの回を担当する学芸員によって微妙に違うので、一度観た投影をもう一度観てもまた違った新鮮さがあって面白い。
また、通常投影の他にも数々のイベント投影も手がけている。
2003年11月と2004年3月に行われたメガスターII公開は大盛況。
「プラネタリウム宇宙教室」に参加した市民がプログラムの制作から投影機の操作、音楽、美術、解説など投影全般を手がける特別番組もなかなか面白い試み。ちなみに第1回「三蔵法師の見た星空」は解説に少々つっかえる場面もあったものの、全体的にはかなりクォリティの高い内容だった。

プラネタリウムドームの隣にある科学館本館では、川崎の自然などを中心にした常設展示や、各種教室などを行っている。太陽観察など、当日参加が可能なものもあるのでこちらも要チェックだ。

ドームを取り囲んでいる緑豊かな木々や噴水といった環境や、日本民家園や岡本太郎美術館等の周辺施設も魅力的。投影を観た後はピクニックや周辺施設巡りを楽しむのもいいだろう。都市の喧噪をほんの少しだけ忘れて、自然の中での“癒し”を求めるのにはぴったりの場所だ。
特に春、敷地内にある枡形山展望台から眺める桜は見事。大勢の花見客が集まる桜の名所でもある。

(2004 April 18)
(Last Revised:2005 April 14)

投影レポート

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