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ハイムルブシ・フィズ(Haimurubushi fizz)

(画像:haimurubushi.jpg)

名前の由来

グルメな親戚からシークヮーサー100%ジュースが届いた。
シークヮーサーは沖縄の果物で、生産量があまり多くないため他の柑橘類のジュースに比べれば入手しにくい。
そして手元にはこれまたあまり広く売られていない沖縄県産の泡盛古酒。
この二つを合わせて美味しいカクテルを作ろう。
ただ作るだけでは面白くない。今回はせっかく沖縄特産の材料を使うのだから「これぞ沖縄」と言えるような星の名を付けよう。
その星の名は南十字星(みなみじゅうじ座)。
一般的には南半球の星座として知られているが、沖縄地方の一部でも見ることができる。
沖縄では何か呼び名があるか調べてみると“ハイムルブシ”と呼ぶらしい。
こうして、今回のカクテルは名前から先に決まった。結構単純なネーミングだ(笑)。


作り方

  1. 泡盛、シークヮーサー果汁をグラスに入れ、ステアする。
  2. 好みで氷を入れ(欲しくなければ入れなくてもよい)、ソーダを注ぐ。

備考

蒸留酒、柑橘類のジュース、ソーダの組み合わせはカクテルの王道。
この手のレシピにはシュガーシロップが入ることが多いが、シークヮーサー果汁はレモンの絞り汁より酸味がまろやかで甘味をつけなくても飲みやすいため、あえてシュガーシロップを入れずにスッキリした味に仕上げた。
食前酒向きで、特にトンカツやコロッケなど脂っこい料理との相性が良い。
アルコール度数25%の泡盛を使用した場合、このカクテルのアルコール度数は約4%。全部飲んだ場合アルコールの量は小振りのグラス一杯のビール程度。
アルコールに弱い人は氷を入れた方が、ぬるくなるのを気にせずにゆっくり飲めるのでおすすめ。
炭酸の刺激が苦手な人はソーダを半分くらいに減らして代わりにミネラルウォーターを入れると良い。
今回の材料はあまり簡単に入手できないものばかり。かといって普通の焼酎とレモン果汁で代用するとただのレモンチューハイになってしまう。
やはり、“南十字星”には沖縄以外の地方では材料が揃わずなかなかお目にかかれない(もっとも、今のご時世ならネット通販で大抵のものは買えるが…)というのが似合っているのかもしれない。

(2004/03/27)

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